世界観

このページでは、当サイトにおけるアンパンマンワールドの世界観設定について解説する。



・アンパンマンワールド

アンパンマン達が住んでる世界で、原作アニメそして当サイト小説の舞台。
マルチバースの中に存在する宇宙の1つ。
公式サイトでは人間はいないとされているが、
アニメで人間と呼称されている人物が普通に登場している事から、当サイトでも人間と言う種族は存在しているものとして扱っている。
食べ物や道具を始めとした、生きた作り物や、妖精、獣人のような人、妖精など、
多種多彩な種族が分け隔てなく暮らしている、ある意味平等で理想的な世界。
また、上では人間はいるものとして扱っていると書いたが、人間のように見えて実は人外も多数いる為判別がしづらい。
それら以外にも、マキちゃんとかっぱまきくんのように、
見た目は別種に見えて実は同族の兄妹と言う場合も多々ある。

本来は他の世界とは隔絶されていたが、
「ピリリとローラ姫」のエピソードを境に他の世界の住人が、こちらの世界にも流れ始め、
「ミージャとブラックミージャ」で司祭さまなる謎の人物が行った実験で、
より一層他の平行世界との壁が薄まってしまった。
今後も、他の世界の住人が流れ着いて、何らかの異変を起こす事が予想される。



・アンパンマン達が暮らしている土地

街やパン工場がある土地。いわゆるアニメにおける普段の話しの舞台。
今でこそ緑と人脈に溢れる土地だが、気の遠くなるほど大昔、
この土地は真っ暗で岩だらけの世界であり、ブラックノーズを女王とした「闇の一族」が支配していた。
そんなある日、いのちの星が流れ落ちた事で、生気溢れる明るい世界へと変貌。
だが、そこから生まれた者達の存在を闇の一族は否定
(共存を呼びかけられた事もあったが、拒否したともされている)し、武力行使に出る。
闇の一族といのちの星から生まれた者達の戦いは、熾烈を極めたが、
女王であるブラックノーズを暗闇の谷の地下深く封じた事で何とか勝利。
いのちの星から生まれた者達は、ようやく平穏を手にしたのだった。

特に決められた土地名は無く、住民達もそれ自体特に重要視していない。

なお、「アンパンマン大研究」によると、この土地は架空の日本らしいが、
当サイトではその設定は反映していない。



・バイキン星

ばいきんまん、ドキンちゃん、コキンちゃん、そしてバイキン仙人の故郷である惑星。
ばいきんまんの2人の相棒、あかきんまんとあおきんまんもこの星出身。
実は星の外観のみが映されるのみで、地表の様子や文化・文明に関して謎が多い。
ばいきんまんの技術力から、高度な機械文明が発達している可能性も高い。

なお、この星の住人であるバイキン星人は、
浄化物を受けると小さくなるタイプと、そうでないタイプの2種類がいる。
ばいきんまんは前者、ドキン姉妹とバイキン仙人は後者である。



・氷の国

アンパンマンらが住む土地から遥か北に位置する寒冷地帯にある国。
国家らしきものがないのに国とされているが、これにはある深い訳がある(下記参照)
ユキダルマンやペンギン坊や、つららちゃんにこおり鬼と言った
氷や雪に関連する要素を持った人物や、寒冷地帯に生息する動物の姿をした人物が多く住んでいる。

ここも、アンパンマンらの住む土地と同様、大昔は岩だらけで寒いだけの土地であり、
闇の一族の1つである「めとじ族」(目が退化し、常にまぶたが閉じたような顔をした人間らしき生き物)
が支配していたが、やはりいのちの星が降った事で一変。
氷と雪に覆われた、冬という自然とその中で生きる人々が誕生する。
この当時は人間系の種族が大多数を占めており、あっという間に雪国の文化を開拓。
「氷の国」と名付ける。

一方めとじ族は地下に追いやられ(共存を拒んだともされている)、
地下に空洞と集落を作ってしばらくそこで静かに暮らしていたが、次第に地上の闇が恋しくなる。
そしてある時、ついに我慢の限界に達して氷の国の破壊を決行。
巨大な怪物を使って氷の国を焼き払い、国の人々を根絶やしにしようとしたが、
そこへ突如、巨大な光の勇者が降り立ち、めとじ族も怪物も打ち倒された。
だが、氷の国のダメージはあまりに大きく、住人の大多数がめとじ族の復活を恐れて何もしなくなってしまった。
そこで光の勇者は、彼らをめとし族の届かぬ天空へと導き、
めとじ族の集落も討伐しためとじ族と怪物もろとも更に地底深くへ沈め、封印した。

これがのちのオーロラの国とオーロラの民の誕生の起源とされており、
氷の国という名前も、過去にそう呼ばれる国があった名残なのである。
そして今現在、氷の国含め様々な土地へ繋がる地下洞窟が存在する、
氷の空洞もめとじ族の集落跡であり、その遥か真下に彼らが封印されている。

しかし「すくえ!氷の国」のエピソードに於いて、
氷の国を作り替えようと目論む司祭さまが送り込んだ、
異世界の怪物により一度だけ溶岩洞窟へと変えられてしまっている。
その異変はアンパンマン達の手により解決済みだが、以来氷の国では時たま地震が発生するようになったのだと言う。

めとじ族の封印に影響していなければ良いのだが…



・オーロラの国

氷の国の遥か天空に存在する、異空間のような場所にある国。
「オーロラの民」と呼ばれる人間系の種族が暮らしている。
氷の国の欄にもある通り、光の勇者に天空に導かれた氷の国の民が起源とされている。

空の異空間と言う様相からわかる通り、地面らしい地面が存在しない為、
足場や建造物は全て浮遊している。
オーロラ娘が言い伝え扱いされている事からわかる通り、
地上との交流はほとんどなく、詳細な文化についてなどは、地上世界には知れ渡っていない。
ただし、オーロラ姫がルール違反を犯したオーロラ娘の更生の試練として、
オーロラの雫の設置したブラックロック島を用意していたなど、地上世界に全く干渉していない訳ではなく、
パーズのように地上を旅する事を許されている住人も少なからず存在する。
ただし、地上への唯一の通り道である、オーロラ城のワープゲートは、
大昔の一件から許可無しでの使用は禁止されている。無許可で使用できるのは現在オーロラ姫とオーロラ娘とその関係者のみ。
ただしオーロラ娘が使用可能になったのは、「ルビーの願い」での一件以降である。
それ以前から地上を旅しているパーズが、どうやってゲートの使用許可を得たのかは謎である。

この国の住人のオーロラの民は、地上から映った当初は、ただそこで暮らしているだけであった。
だが、とあるオーロラの民の女性が、暇つぶしにオーロラを作る技術を開発してみたら、
思いの外地上人に喜ばれた為、以来この国に暮らす民はオーロラを作る事を生業とする種族となった。
更に近い時期に、最もオーロラを上手く扱える女性を「オーロラ姫」として、
国を収める使命を請け負うと言う決まり事も出来た。
このオーロラ姫には決められた血統は存在せず、
この国で一番オーロラを上手く扱える女性であれば、誰でもなる事が可能である。
かと言って、タダでなれるかと言われればそうではなく、オーロラ姫の指導を受けて一人前になる必要がある。
そう、「オーロラ娘」とは実はオーロラ姫候補の女の子達なのである。
しかし、オーロラ姫になれるのは1人だけ。
その為卒業シーズンになると、オーロラ娘同士によるオーロラ作り合戦が繰り広げられるのだと言う。
そう言う事もあってか、あくまで自身のステータス作りの為にオーロラ娘になる女の子も少なくなく、
一人前になれてもオーロラ姫になる事を断るケースも多い。
また、オーロラ娘の大半はオーロラの民だが、極稀にオーロラ姫が地上世界の女の子をスカウトするケースも存在する。
なお、オーロラ娘と認められるている女の子には、背中に天使の羽根と正式なオーロラ筆が与えられ、
オーロラ姫になるとオーロラの杖を継承されて天使の羽根も無くなる(オーロラ姫になると同時に浮遊能力が与えられる)
オーロラ娘のトパーの妹のパーズや見習いのプランとチナン、
そしてオーロラ姫に羽根が無いのはその為である。
オーロラの民は、浮遊する足場などでの移動が主流なので、意外な事に羽根が無い方が普通なのだ。

地上との交流がほとんどないため、住民のほぼ全てがオーロラの民だが、
実はルビーだけオーロラの民ではなく、彼らに良く似た謎の種族である。
これについては、また別の項目で触れる事にする。



・病気の子

アンパンマンワールドでは、基本的に健常な人しか産まれない。
だが、非常に低い確率で、体の何処かに問題を抱えた人が産まれてしまう事がある。

そういった人達は、"病気の子"と呼ばれている。

彼らは現実世界で言うところの障がい者に相当する存在だが、
あくまで産まれついて病気にかかっている子なので、治る見込みはある。
しかし、産まれたその時から病気にかかっている関係上、
体がそれが当たり前の状態と認識している為、治療にはかなりの時間を要すると言われている。
また、症状によっては、普通に治療するのは
不可能な状態の人もいたるケースもあるようで、一筋縄ではいかない。

非常に低い確率で誕生する為、存在自体を疑問視する声もあるが
案外、表面化していないだけで、実は何人か近くにいるかもしれない。



ここまでの更新:2021年02月22日。

今後も気まぐれで増える予定…



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